久しぶりのTS-680Vネタです。今回は機能設定の紹介になります。
TS-680Vはこのブログの「TS-680Vを使い倒す(2) 操作系」でも書いていますが、1ボタン1機能となっております。ファンクションやセットモードといった概念がないこの操作系のシンプルさは、もはや個人的には病みつきになっております。
そのような操作系なので「では機能設定はどこでセットするの?」という疑問が湧きますが、それは「特定のボタンを押しながら電源を入れる」という操作で設定します。
取扱説明書に記載されています。(後述)
少し前に、移動運用へ持ち出すリグをこのTS-680VからFT-991Aに切り替えました。持ち出す機材も減りとても身軽にはなりましたが、以下の記事にも書いておりますよう、移動運用先でFT-991Aの操作方法が分からずイライラすることがあります。
隣接周波数の混信を除去するためのIF-SHIFTの操作もすぐにできません・・・。まあ慣れの問題も大きいのでしょうが。
ちなみにTS-680Vは、本体の右上にIF-SHIFTのボリュームつまみが配置されています。
誤解のないように付け加えますが、固定局でじっくり運用するような場合は操作性よりも機能重視でFT-991Aが優位になると思います。要は適材適所ということです。
さて本題のTS-680Vの電源投入時の機能設定を載せておきます。以下の設定が可能です。
操作の手順 | 機能 |
CLEAR + 電源ON | 10Hzの桁を表示する。 |
RIT + 電源ON | RITのステップ周波数が20Hzステップになる。 |
AM/FM + 電源ON | M. CH/VFO CHつまみのステップ周波数が、 AMモードの時522kHz~1620kHz間のみ9kHzステップになる。 |
SCAN + 電源ON | プログラムスキャンが一時ホールドになる。 |
CW/N + 電源ON | モードアナウンス機能がビープ音となる。 |
F.LOCK + 電源ON | アラーム機能がビープ音となる。 |
1MHz + 電源ON | BANDスイッチ(1MHzスイッチON時)を押した時、 500kHzでUP/DOWNする。 |
リグ自体が古いので設定できる内容もいまとなっては特別なものではありませんが、こんな形で実装されています。近年のリグだとセットモードで変更するような内容ですね。
という訳で、今回はTS-680Vの電源投入時の機能設定についてでした。
コメント