このところ(というか2~3年前位からでしょうか)、デジタルモードのFT8が人気のようですね。
当局もFT8は以前に少しかじりましたが、いまはさっぱり運用しなくなりました。
実はFT8の前に人気があったJT65から始めたのですが、QRPでも海外などの遠距離交信に有利という鳴り物入り?だったJT65も、結局はパワーやアンテナ設備の競争のような様相になり、ワイヤーダイポールなどではDX局へのコール合戦でさっぱり歯が立たなくなり、消極的に・・・。
その後にFT8にシフトしましたが、こちらも同様な顛末です(^^;)。
ところで、これらが人気となる前のデジタルモードといえば「ラジオテレタイプ」(RTTY)ではないでしょうか。このRTTYも以前によく運用しました。常置場所だけでなく、パソコンを持ち出して移動先からRTTYを運用もしていたこともあります。
運用地によってはRTTYでパイルを食らうこともありました。
JT65やFT8はパソコンに任せてほぼオートマチックな感じですが、RTTYはいわゆる「技」の部分が多少は残っていると感じます。
フリーで提供(TNX!)されている「MMTTY」などのソフトウェアを使うとほぼ自動化できますが、それでもある程度のテクニックを要する操作や運用が楽しめますし、RTTYは究極の「技」ともいえるリアルタイムでキーパンチして文字列を送信することも可能です。
そしてピロピロという受信音と共に、画面に文字がリアルタイムにデコードされて流れていく様子は趣があり、時々デコードミスもあったりして(^^)なかなか楽しいモードです。
またRTTYの運用で感じたのは、意外にも長距離交信が得意なモードであること。CW並みに遠距離交信に有利なモードかも知れません。(推測です)
モービルホイップの10Wでロシアからコールされたことがあります。
ところが最近、7MHzなどでもRTTYのピロピロ音を受信することがほとんどなくなりました。そしてJ-Clusterでデジタルモードを検索してもFT8ばかりです。
たまたま私がワッチするタイミングでRTTYの運用局がいないだけなのか、そしてRTTYの運用局はJ-Clusterでスポットされにくくなってしまったのか?
それともRTTYは絶滅危惧種になってしまったのでしょうか?
アマチュア無線は、そもそも個人的な興味によって運用や研究をするものなので、絶滅危惧種のモードなどという発想自体がナンセンスなのでしょうが(SSTVのような運用局の少ないモードもありますね)、それでもRTTYの運用局が減少してしまっているということだとすると、何か寂しい感じがすると思った次第です。
コメント
BPSKとかQPSKなんて文字ばかりを見ていたら
RTTYを再開しようかなぁ~なんて思いました(笑)
UVOさん、コメントをありがとうございます。
なるほど、そういった変調方式が目に触れると確かに・・・。
RTTYの運用が少なくなったのは、FT8に混信を与えてしまうからかも知れませんね。
でも個人的にはRTTYは好きなのですがね。
私もRTTYを再開しようかな?と思ったりしています。