CWによる交信を始め9年あまりが経過しました。まだまだ経験は浅いのですが、ここでCWの交信を通して私が感じた9のことを書こうと思います。かなり私見が入っていますので、「そんなことはないだろう」というご意見もあろうかと思いますが、まあ適当にお読み下さいね。
ちなみに、私のCWによる交信数は2020年8月末時点で11,660(CQ側5,373 , コール側6,287)という状況です。和文はまったく出来ません。
※2020年8月末時点で10,029(CQ側5,046 , コール側4,983)でした(^^;)。(訂正:2022/7/9)
さあ、いってみよう!
静かに運用できる
声を出さず静かに運用できることはちょっと気づかなかったメリットです。自宅や移動先でもひっそりと運用できます。電鍵の打鍵音がうるさいという苦情があるかもしれませんが(^^)。
またガラガラ声の時でも楽に交信できます。これは楽よりも気楽ってところでしょうか。
打鍵が下手だと腕がやたらと疲れる
これは縦振り電鍵(ストレートキー)を使う場合にいえることです。私は縦振り電鍵の打鍵が下手なので長時間の交信は腕が疲れて地獄ですね(^^;)。基本的な打鍵操作ができていないようです。
もっとも通常はパドルを使っているので、腕が疲れることはほぼないですが。
弱い信号でも交信しやすい
とてもフォーンでは聴き取れないような弱い信号でも、CWであれば交信できる可能性がぐ~んと高くなります。なんといってもCWは搬送波のオン・オフだけですからね。
これはもう、CWを始めて本当に顕著に実感できました。
英語が苦手でもOK
CWは基本的に言語の壁がないので、どの国の局へも自信を持ってコールできます。フォーンでも英語では大体はお決まりの交信パターンがありますが、私のように英語がかなり苦手な者としてはそれでも交信は躊躇してしまいます。
CWではこの躊躇は不要で、言語の壁がない優位性は本当に痛感しています。
実際の交信のモールス符号の速度は結構速い
実際の交信でのモールス符号の速度は、おおむね16~22WPM(80~110CPM)といったところでしょうか。思ったよりも速いという印象を最初は受けました。コンテストだともっと速い場合もありますね。またラバースタンプQSOだと遅い傾向があります。
かつての国家試験の通信術の5WPM(25CPM)程度での交信は聴いたことがありません(^^;)。
交信ペースが速い
CWは運用局が少ない傾向があり、弱小局でも相手局にも届きやすく、また1局あたりの交信も短時間で終わりる傾向があるため、他のモードよりも単位時間あたりの交信数が明らかに多いです。パイルも多くの場合は早い段階で解消するので、弱小局でもすぐに交信のチャンスが来ます。
弱小局でも快適に交信できる印象ですね。
ほとんどがショートQSO
CWの練習中はラバースタンプQSOのパターンを覚えたりしましたが、実際のCW交信ではほとんどがレポート交換だけのショートQSOで、時々OP名とQTHを交換する程度という印象です。
これはちょっと意外でした。ラバースタンプQSOは少ないですね。
いずれは和文も運用したくなる
欧文での交信から「ホレ」(QOD6)に続いて和文にシフトして交信されるOMさんに何度も遭遇しましたが、和文ができるOMには憧れますし、自分もその域に達したいですね。
和文はまったくできない私には、和文の習得が次なる目標です。
病みつきになる魔力がある
最初の一打がなかなか打てないですが、CWで初交信した途端に手の平を返したようにCWに病みつきになり、私の場合、フォーンでの運用は激減してしまいました。
このCWの魔力で、私のアマチュア無線の世界観が変わってしまったのかも知れません。アマチュア無線に対して幅が広がったというよりは、奥行きができた、という感じです。
CWは奥が深いなぁ。
<最後に>
CWについて感じたことをダラダラと書きましたが、CWを始めてまだ9年あまりで、まだまだこれから・・・。CWはとても奥が深いですね。
まだまだ修行の日々は続くのです。
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