このところ、このブログで登場頻度の高いTS-680Vです。それだけ私の中で思い入れが強いリグですが、今回はこのリグの過去のメーカー修理についてです。
実は私のTS-680Vは2013年頃に、ケンウッドのサービスセンターへ修理に出したことがあります。随分古い話で恐縮です。
他の記事で「いまだに故障せずに・・・」と書いていますが、あくまでも自然故障はないという意味で、私のミスによる物損はあるということです。
電源極性の逆接続でダイオードを焼く!
故障の原因は明らかに自分のミスで、電源のプラスとマイナスを逆に接続してしまい、ダイオードを焼いてしまったというものです。いやはや。
接続して電源を入れると電源が入らず焦げ臭いにおいが・・・。極性を逆に接続してしまったことに気付いた時はあとの祭り・・・。
やってしまった・・・。
近年のリグであれば、電源の極性を間違えても故障はしないでしょうがね・・・。
そしてサポートセンターへ送る
早速、ケンウッドのサポートセンターへ連絡すると「リグをお送り下さい」とのこと。その当時でも製造から25年近く経過したリグでありながら、快く修理を受け付けていただきました。
製造からの経過年数で修理の受付が終了する状況がある中、素晴らしい対応です!
リグを送って数日後(一週間くらい後だったと思います)に直接電話があり、症状や修理内容を詳しく説明いただきました。焼いてしまったダイオードの交換だけのようで
「純正部品はありませんが代替部品ならば交換修理可能です。どうされますか?」
といった確認でした。
私としては古いリグなので代替部品でも全然大丈夫、それどころかありがたい対応なので、迷うことなく修理をお願いしました。併せてリチウムボタン電池の交換もお願いしました。
この時の修理担当の方の話し方や顧客に対する接し方から「可能な限り修理します」「末永くTS-680Vを使って下さい」というメッセージを犇々(ひしひし)と感じました・・・。
そして手元に戻る
そしてTS-680Vは修理されて手元に戻りました。気のせいかもしれませんが、本体がとても綺麗になっているように感じました。
何かしら輝いて見えるTS-680Vでした(^^;)。
そして次に繋がる・・・
その後、新しいリグを購入する際に、多くのライバル機がある中、他メーカーのリグではなくケンウッドのTS-590を真っ先に選びました。理由は言うまでもありません。
このFBな修理対応が決め手となりました!
TS-590も期待を裏切らないとてもよいリグで、TS-680V同様にまったく手放す気になれないリグとなっています。CWの透き通った音がとてもいいです。(さすがオーディオメーカー!)
バンドスコープはないですが(個人的にバンドスコープはなくても良い派!)、いまではそれが返って新鮮ですらあり、2022年5月現在でもバンドスコープなしの現行モデルとして、TS-590Gへと進化(見た目はほとんど変わらずです)して君臨しています。
その後はまったくトラブルなし
修理から数年、車に乗せてガタガタと振動を与えてしまったり、過酷な気温(暑かったり、寒かったり・・・)で使ったりとなかなか過酷な状態で使用していますが、TS-680Vはまったくトラブルなし。とても堅牢です。
旧スプリアス機ですが、保証認定も済ませていますので今後も長く使っていきます。移動運用で使う機種をFT-991Aにバトンタッチしたので、固定局のQRPで活躍かな?
でも、次の故障の時はさすがにメーカー修理は無理かなぁ・・・。
ケンウッドといえば、以前はTS-50という小型のHFトランシーバー(実はかつて使ってました!)がありましたが、現行モデル(2022年5月現在)で小型のものがありません。TS-480が若干小型ではあるもののそれでも大きめで、しかも200W機以外は生産終了です(++)。
他メーカーとの競合ではなく、TS-50のようなシンプル操作路線で、小型・高性能、そして受信音が素晴らしいリグの発表をお願いします!(できればTRIOブランドで)
・・・と、勝手なことを書いてこの記事を終わりにします。
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