CW。正確には「Continuous Wave」といいその頭文字を取って「CW」と一般的には呼ばれています。直訳すると「断続波」「連続波」となりますが、オールモード機と呼ばれる無線機では、ほぼ例外なく「CW」というモードが使えるようになっています。
アマチュア無線ではこのCW(断続波)(連続波)で、モールス符号を使って交信が行われていますね。
※「断続波」は間違いで正しくは「連続波」です。(訂正:2021/8/3)
私自身、なかなかこのモードを使うことができなかったのですが、再開局から約1年後、50MHzで沖縄の記念局と欧文モールスによるCWでの初交信を実現しました。2011年6月のことです。
リグはTS-680Vで縦振り電鍵を使ったという古典的な設備でした。
CWの知識はほぼゼロの状態で再開局、解らないことばかりの状況から自力でのCWでの初交信までに約1年を費やしましたが、ここでは「CWを始めよう!」と題し、私がCWの知識がほぼゼロの状態から初交信までを中心に、現在に至るまでの経験の中で、感じたこと、苦労したこと、失敗したこと、そして成功したことなどを盛り込みながら、CWでの初交信から現在に至るまでの道のりを順次記事にしていこうと思います。
CWの知識はほぼゼロの状態・・・と書きましたが、当時は3アマの免許は持っていましたので一応は試験に合格できるレベルの紙面上でのモールス符号の解読だけはできたというレベルです。
(その紙面上での解読能力はほぼ実用にならなかったことが、その後に判明しますが・・・)
そういった意味ではまったくのゼロではなかったのですがね。
私自身、CWの知識・能力共にまだまだですが、これからCWにチャレンジしようとされている方の参考になれば・・・と思っています。
インターネットを介して世界中の人と簡単に文字や会話がコミュニケーションできる世の中ですが、文字でもない、会話でもない、モールス符号という古典的な方法でのコミュニケーションは、あなたのアマチュア無線の世界観を変えてしまうかもしれませんよ。
不定期に連載する記事ですが、あしからず。
コメント
はじめまして。CWに興味を持ち、取り敢えずアマ3の資格を取ったばかりの初心者です。
アマチュア無線の魅力とは何か?と、個人的な疑問から少しこの世界を覗き見始めましたが、実際に交信を始めるにあたって色々勉強が必要なのでしょう。
とても分かりやすいサイトをお作りになって下さっているので初心者の私には大変助かり、閲覧させて頂いております。
さて、私なりに調べてもなかなか解答に辿り着けない疑問があります。
CWを始めるにあたり必要となる機器(リグと言うのでしょうか)ですが、当サイトでも取り上げているVX-3などのコンパクト機からでは不可能なのでしょうか?
初めてですので比較的安価で簡単なものから始められればとVX-6のようなコンパクト機から始めたいと考えています。
コンパクト機では難しい場合、初心者がまず始めるにあたり必要最低限の機材など紹介して頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
> 空色さん
ブログへ訪問とコメントをありがとうございます。
つたないブログですが閲覧いただきましてありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。3アマを取得されたのですね。ぜひCWの世界へ!
お問い合わせの件ですが、身近に何でも聞けるようなハムがいないとなかなか分かりにくいかと思います。
CWを運用するには「CW」モードが使える無線機(リグ)が必要になりますが、VX-3をはじめとしたハンディー機は主に144や430MHzといった高い周波数で高音質で通話できる「FM」モードしか使えないためCWの運用できない・・・といったところです。
(CWをメインとしたブログなのにVX-3を取り上げていて紛らわしいですね^^;)。
よってVX-6も「FM」専用(「CW」は運用不可)となります。
CWを運用するには、一般に「オールモード機」と呼ばれる無線機が必要で、オールモード機は「CW」だけでなく「SSB(LSB,USB)」や「AM」、更に「FM」など多くのモードが使えます。
取扱説明書(購入前にダウンロード可能です^^)の電波型式のところに、A1A(CW)などと書かれてます。
CWを運用するためのひとつの選択肢としては、このブログでも取り上げているFT-891があります。ただしFT-891はHF~50MHzまでしか運用できませんので、144や430MHzも運用したい場合はFT-991AやIC-705になると思います。
10W機しかないですがIC-705はお奨めです(私は持ってませんが^^;)。CWを手軽に始めるのならば、これらのリグとモービルアンテナでも何とかなるかな?と思います。
ちょっと分かりにくですかね(^^;)。不明な点がありましたら、またコメントください。