今回は、このブログにたびたび登場する八重洲無線のFT-991Aを軽~く紹介します。
軽~く紹介の理由ですが、私自身が購入後1年以上経過したというのに、まったくこのリグを使いこなせていないこと、CWオンリーの運用で使い方が偏っていること、が主な理由です。
よって、ここが良いとか悪いとか、性能的なところを評価する、いわゆるレビューではありませんのでご了承下さい!
個人的なことですが、私の運用パターンではケンウッドのTS-680Vくらいがちょうどかな?というレベルなのです。逆にTS-680Vのようなシンプル操作で機能限定のHFのリグが発売されないかな?と思っているくらいです。
一瞬にして気が変わり購入!
上に書きましたよう、TS-680Vは私の運用パターンでは大きな不満はありませんが、本体が大きく重たいことから移動運用での取り扱いが悪く、もう少し小型軽量のHFリグが欲しいと思っていたところこのリグが目に付き、「これだ!」と思い、ついポチってしまいました。
購入は’20年5月。中古品です。
当時としては、生産終了間近のFT-857Dか、もう少し待ってIC-705を新品で購入するという選択肢もありましたが、一瞬にして気が変わりました・・・。FT-991Aは候補ではなかったのですがね。
中古だったので価格的には何とかなりました。
一瞬にして気が変わることってありますよね?
いまとなっては良い選択だったと思っていますが、ちょっと高級?すぎるのと少し重たいので、結果として移動運用には持ち出していないという本末転倒な状態になっています。
<追記:2022/5/8>
その後、外へ持ち出して移動運用でも活躍しています。こちらの記事もどうぞ!
<追記:2022/5/15>
更に、簡単な受信の比較もしていますので、こちらもどうぞ!
こだわりの10Wモデル
表題にもありますが、このリグはFT-991Aの10Wモデルです。正確にはモデル名の最後にSが付くFT-991ASになります。10Wモデルは比較的レア度が高いと思いますがね・・・。
実は全く同じモデルの50Wモデル(FT-991AM)もほとんど同じ価格で中古で出ていたのですが、あえてこちらを選びました。
固定局には100Wの別のリグがありますし、移動運用は10Wでよいし(移動運用でこだわるべきは出力でなくアンテナだと思っています)、50Wモデルで出力を10Wに絞れば同じことでしょうが、いやいや、10Wモデルであることにこだわりたかったのです。(←ガンコ者)
QRPにはこだわってはいませんが(10WってQRPじゃないし・・・)、決してパワー至上主義でもなく、10Wモデルという立ち位置が好きなのです。
144MHzと430MHzの対応は正解
TS-680V(HF+50MHz)との入れ替えでしたので144MHzと430MHzのバンドはなくても良かったのですが、いまから思うとこれらのバンドも対応していることは正解でした。
当初は移動運用での利用を想定していましたが、実際は持ち出さず常置場所だけでの利用になってしまったことで、特にこの2バンドが重宝しています。というのも、当局の場合は144と430MHzの移動運用はほとんどせず、ほぼ常置場所でしか運用しないからです。
FT-991Aの430MHzの感度も良好です。こちらの記事もどうぞ。
<追記:2023/1/9>
HFから430MHzまでのいわゆるオールインワンの無線機でありながら、FT-991Aは430MHzで予想外によいパフォーマンスを発揮しました。以下の記事もどうぞ!
CWの受信音とサイドトーン音も悪くない
CWでの運用がメインの当局にとってCWの音質は重要です。
ここだけの話?ですが、以前使っていた(あえてメーカー名は出しませんが)往年の小型のオールインワン(HF~430MHz対応)のリグのCWの受信音とサイドトーン音が、まるでブザーのような音でした・・・。
その後にケンウッドのTS-590S(当シャックのフラッグシップ機)の透き通ったCWの受信音とサイドトーン音に感動さえ覚えましたが、このリグの音も悪くないです。
(私の場合はピッチ・サイドトーン共に600Hzです)
CWの受信音とサイドトーン音の音質は重要だと思います!
スペクトラムスコープもまずまず
IC-705と比べると、画面が小さいことから少々見劣りしますが(いやIC-705は持っていないので実際のところは解りませんが)、スペクトラムスコープは見ていて楽しいです。当初はこだわっていなかったのですが、あればそれなりに便利ですね。
しかし個人的にはあまり必要性は感じていません。あくまでもスペクトラスコープは付加価値であり、リグの良し悪しを判断する材料ではないと考えています。
スペクトラムスコープなしで低価格化や小型化ができたり、その分のコストを受信性能などに充てることができるのならばその方がいいとも思います。
もっぱらCWでJCCの追いかけ
当局の運用は95%がCWですが、このリグに限ってはいまのところCWだけしか使っていません。
フルサイズのワイヤーダイポールで主に7MHzと10MHzでJCCの追いかけを楽しんでいます。10Wでもフルサイズのワイヤーダイポールだとなかなかの破壊力?です。
(10WなのでDX交信は少しつらいものがあります)
ただこのリグでCWの運用だけではかなりもったいないとも思っています。C4FMモードやDATAモードが使えたり、WIRES-Xも使えますね。
お奨め
ということでFT-991A(10Wモデル)の紹介でした。
細かい機能は、まだここで紹介できるほど使い込んでいませんので、改めてレビューとして記事にしていければと思っています。今回の記事はレビューにはなっていませんが、FT8なども簡単に設定できるようで、とりあえずはお奨めのリグということで・・・。
リグの購入を検討されている方の選択肢のひとつとされると良いと思います。
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