1.9MHz(160mバンド)のSSBを受信した雑感

Receive 1.9MHz SSB 全般

令和2年8月19日の官報で、1.9MHz帯のSSB(J3E)の免許についての告示がありました。これにより一括記載コードが4MA/3MAだけでなくA1Aの指定の場合でも、SSB(J3E)の免許を受けているとみなされるようになったようです。

いやはや素晴らしいことですV(^^)/。

夜な夜な深夜のAM放送を聴いていた中学生の頃、夜間にだけ遠方の放送局が混信してくる謎が解けず、数年後にアマチュア無線を始めそれが電離層の仕業だと理解した訳ですが、それまでの私にはこの現象がAM放送(中波放送)の神秘だった訳で、中波には感慨深いものがあります。
その神秘的な中波である1.9MHz帯で、音声による交信ができるようになりました。A3E(両側波帯)でなくても、気分はAM放送局・・・だと思うのは自分だけでしょうか(^^)。
(A3Eも許可はされているようですね)

あれ?話が脱線したぞ。

そのような訳で本日の19:00過ぎに、「いったいどんな状況かな?」ということで、1.9MHz(実際は1,850kHz付近)をLSBモードでワッチしました。リグは我がシャックにある写真のフラッグシップ機。アンテナは7MHzのフルサイズのワイヤーダイポールです。
結果、複数のSSBの交信を受信することができました。内心、ちょっと驚きました。

1.9MHzはCWでこれまでに3回ほど運用したことがありますが、いずれもコンディションの変化(フェージング)とノイズに悩まされました。安定した交信は非常に難しいバンドだというイメージがあり、今日はカミナリも鳴っていたのでどうかな?と思いましたが、7MHzのアンテナでわりとQRNやフェージングも少なく、安定して入感していたというイメージです。
コンディションが良かったのですね。

SSBが解放され、更に今回の告示が出た1.9MHz帯ですが、波長が長いことからアンテナの設営が難しいことがネックですね。これまでCWを専門に運用されている方でも、アンテナ設営がネックで1.9MHzは運用していないという方は多いように思います。私も自宅に臨時にロングワイヤーを張って何とか1.9MHzを運用しましたが、日常的に張っておけるような状況ではないのですぐに撤去しました。移動運用では自作の垂直型アンテナを使用される方も多いようですね。
それと1.9MHzが夜間のバンドだというのも、いまいちアクティビティが上がらない理由のひとつだと思います。まあこれは3.5MHzも同様ですが。

当面は、これまでCWで1.9MHzを運用されてきた方がSSBモードで運用される、というパターンが多いかもしれませんね。
いずれにしても今後注目すべきバンドだと思います。

<追記:2021/10/24>
その後、日を改めて2回、1.9MHzのSSBを受信しました。2回目は散々3回目はFBでした。コンディションによってかなり変わりますね。まあどのバンドでもそうですけれど・・・。

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