430MHz FM

430MHz FM 全般

今回は記事にするネタがないので、表題の「430MHz FM」について、少々古い話を・・・。

私は数十年前に、「電話級」(現:第四級)を取得して430MHzのハンディー無線機1台で開局しました。’80年代後半です。そういった意味で430MHzのFMには少し思い入れがあります。
(余談ですが電話級の従免はラミネートです、変更前の手帳タイプが欲しかった・・・)

開局後(未成年でした^^;)は、自力で屋根に登って、当時の430MHzのマスプロ電工の「ウェーブハンター」という12素子の八木アンテナを自宅に設置しました。
ローテーターなどは購入できないので、近所のホームセンターで購入したテレビアンテナ用の屋根馬とマストに腕木(これもマスプロ電工)を付け、適当(^^;)にステーを張って倒れないようにし、人口の多い方向へアンテナの向きを固定して設置しました。
向きは固定しましたが、あらゆる方向の地域と交信できました。これは推測になりますが、自宅が山の多い平野部にあるため、UHFで発生しやすい山岳反射波や山岳回折波で伝搬していたと思います。送信出力1.5Wでしたが、この時にUHF波の伝搬の不思議さを実感しました。
(ハンディー無線機でしたが、持ち歩くことはほとんどなかったですね)

また自宅が人口の多い名古屋市方面へ開けているということもあり、当時は433.00MHz(呼出周波数)をワッチしていると、ひっきりなしにCQや特定局の呼び出しが聴こえてきました。
また広域レピーターも、モービル移動局を中心に高い頻度で使われていました。
CQにもよくコールしましたが、出力1.5Wでも聴こえてくれば届く遠方との交信は出力ではなくアンテナとロケーション次第、という感覚が備わりました。

いまでこそHFのCWばかり運用していますが、開局後しばらく運用していた430MHzのFMの楽しさはそれなりに解っているつもりです。
(そのわりには最近は430MHzのFMはワッチだけ・・・うむ^^;)

ところが・・・・15年ほど無線運用を休止して再開した2010年、まず驚いたのが433.00MHzをワッチしてもほとんど聴こえてこない・・・という衝撃でした。
あの賑やかだった433.00MHzはいずこへ。広域レピーターも同様・・・。アマチュア無線人口の減少を身をもって体験しました。

そして現在も状況は変わっていない感じですが、なんとなく微増している感じもしていて、430MHzのFMの運用復活かな?なんて思ったりしています。

・・・とりとめのない記事でした。

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