VX-3レビュー(12) 29MHz(10mバンド) FM を受信してみた

VX-3 29MHz FM VX-3

本日の午前中もそこそこ強いスポラディックE層(Es)が発生していました。このところ強いEsの発生が多いようですね。しかし交信数はあまりできていないというのが実態です。

以前より、広帯域受信もできるVX-3で29MHz(10m)のFMを受信するとどうなのかな?と興味を持っていましたが、本日それを確認することができました。
下記のような操作でVX-3を短波帯のバンドに合わせますが、液晶の周波数表示が29.000(単位はkHzですね)になると、モードが自動的にFMになりました。

いやはや小さくて賢いVX-3です。

  • [BAND]を押して周波数帯[1](短波帯)を選択する。
  • DIALツマミで周波数を合わせる。
    ([FW]を押すとMHz単位で変化)
    (周波数表示が29.000を超えると自動的にモードがFMに変わる)

アンテナは7MHzのダイポールなのであまり良くないのですが、FT-991Aで55程度で入感する6エリアの局を見つけておいてリグをVX-3に切り替えると、写真のような状態でした。

FT-991Aではクリアに入感していましたが、VX-3ではノイズが多く音が割れる感じです。ただもともと内蔵スピーカーは小さいので音質でFT-991Aと比べるのは意味がないかも知れません。
またEsが不安定のためかフェージングが強く、FT-991Aの場合は「ザーッ・ザーッ」といった感じのノイズがフェージングの山谷の波に合わせて音声に乗ってきて、Sメーターもそれに合わせてフラフラしましたが、VX-3の場合はフェージングの谷でスケルチが閉じてしまい受信信号がとぎれとぎれになりました。これはリグの受信性能にもよるのでしょうが、VX-3のスケルチの調整が上手くできていなかっただけということかもしれません。
VX-3をほとんど使いこなしていないことが露呈されてしまいました(^^;)。

更に、VX-3で気になったのはSメーターの振れですね。
FT-991AではSメーターの振れが5程度でしたので、VX-3では3程度の振れかな?と思いきや、なんとフルスケール。よく観測すると、入感があればフルスケールで振れ、なければ振れない、といった感じの振れ方で、実際の受信電波の強度とは異なっているように思いました。
これについては少し気になっているので、次の機会に再確認したいところです。

機会があればもう少し時間をかけて確認したいね。

更に更に・・・どういう訳か、VX-3では29.5MHzから上でも複数の交信が聴こえました。29MHzのFMって、こんな上の方の周波数でもアクティブなのかな?と思い、FT-991Aに切り替えると全く入感しませんでした。他の周波数から回り込んでいたのでしょうか?
あとで調べたら、29.5MHzから上は主にレピーターに割り当てられているようですね。
VX-3で聴こえたのは、たまたまそのタイミングで行われていたレピーターの交信だったのでしょうか。でも29MHzのレピーターってほとんどないように思いますが・・・。
結構強い信号でしたが謎です。

ということで謎?もありましたが、ちょっと不慣れなこともありじっくり時間がとれなかったので、次回のEsオープンの時に再トライしたいところです。
50MHz(6m)のFMの受信も確認したいですね。

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