VX-3レビュー(8) CWトレーニング機能

VX-3 CW Training Mode VX-3

VX-3で興味があったひとつが「CWトレーニング機能」です。
これまではパソコン用のフリーの練習ソフトを使って練習してきましたが、小型のハンディー機で手軽に練習できるというのは興味深いところです。
「CWトレーニング機能」はランダムなモールス符号をスピーカーで鳴らしながら画面表示するものなので、ある程度モールス符号の聞き取りができることが前提ですね。
(これとは別に「CW学習機能」というのもあり、こちらは同じ文字を何度も繰り返して送出してくれるものです)

VX-3のCWトレーニング機能は、セットモードから「22 CWTRNG」を選択することで使うことができます。ここでCWのスピードと送出条件(アルファベット・カナ・数字の選択)を行って実行すると、ランダムな5文字のモールス符号が送出され、同時に画面表示されます。
下の写真は、アルファベットのみを20WPM(100CPM)でランダムに送出する設定です。
(5文字送出して停止、ボタンを押すごとに5文字ずつ送出するという設定です)
下記の手順で実行できます。

  • [TXPO]を1秒以上押す(セットモードにする)。
  • DIALツマミで「22 CWTRNG」を選択する。
  • [TXPO]を短く押してDIALツマミで速度を選択する。
     [V/M]でCPM(文字/分)とWPM(単語/分)の切り替えが可能
  • [MODE]で送出条件を選択する(押すごとに切り替わる)。
    「E」はアルファベット5文字を送出して停止([FW]キーで再開)
    「E_r」はアルファベット5文字の繰り返し
    (「Enr」とするとアルファベットと数字になるが詳しくは取扱説明書を参照)
  • [FW]を押すと送出される(再度[FW]キーを押すと停止)。
  • [TXPO]を1秒以上押すと終了する(またはPTTスイッチを押す)。

個人的には22WPM(110CPM)で練習したかったのですが、20WPMの次は24WPM(120WPM)になってしまいます。

更にセットモードの「21 CWPTCH」でサイドトーンも変更できます。デフォルトでは700Hzですが、私は低い音が好きなので600Hzに変更しました。
実際のCWの交信でもリグの設定で600Hzにしています。

VX-3 CW Speed

下の写真は、実行して G , F , K , H , M がランダムに送出されたところです。 
20WPM(100CPM)ならばオールコピーできました(^^)。

VX-3 CW Training

これ、なかなか使えると思います。CW(モールス符号)は聴いて覚えるの一番ですからね。
個人的には和文モールスはまったく解読できないので、和文(カナ)の練習をしようかな~なんて思ったところです(^^;)。
ちなみにカナの場合も5文字ずつランダムに送出され、同時にローマ字で(例えば「カ」の場合は「KA」)画面表示されますが、前の文字が消えていくので、書き取った後の照合が難しいですね。

という訳で、VX-3の「CWトレーニング機能」の紹介でした。

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