以前の記事で海外局とのスプリットでの交信の記事を書きました。その中で、TS-590の無線機のスプリットの設定に戸惑った、と書きました。
その後、TS-590はファームウェアのアップデートでスプリット運用の設定が簡単になったはず・・・ということを思い出しました。
TS-590のファームウェアは最終版にアップデート済みです。
ケンウッド TS-590 の場合
これまで(今回も)、TS-590のスプリット運用への切り替えは、VFO A で運用していた場合、
①「A/B」ボタンを短押しして VFO B へ変更
②VFO B に送信周波数を設定
(状態によってはバンドやモード操作も必要)←ここに時間がかかる
③「A/B」ボタンを短押しして VFO A へ戻す
④「SPLIT」ボタンを短押し
という手順を取っていましたが、VFO B が別のバンドやモードに設定されていたりすると、特に②の操作が煩わしいと感じていました。
ちょっとした操作ですが、パイルアップでCQ局がスプリット運用に切り替えた場合など、いち早くコールしたい時にはこの数秒がとても長く感じます・・・。
(①の前に「A=B」ボタンで A , B を一致させておくと②がかなり楽ですが)
そこでウェブサイトで改めてTS-590のファームウェアのアップデート後の取扱説明書を確認。すると以下のような、目からウロコ(^^)な操作ができることが判明しました。
①「SPLIT」ボタンを長押し
②オフセットするkHzのテンキーを短押し(1kHzなら「1」,-1kHzなら「0」「1」)
2ステップの操作で完了です!
見ての通りの簡単設定でほとんど時間がかかりません。運用中にあってはこの差は大きいですね。もっと早くこの方法を確認しておくべきでした(^^;)。
八重洲無線 FT-991A の場合
更にFT-991Aでの操作方法を確認すると、もっと簡単でした。
①「SPLIT」ボタンを長押し
これだけです!
オフセットするkHzは、メニューモード「035 QUICK SPLIT FREQ」であらかじめ設定しておく必要があります。(①を繰り返すとオフセットkHzが加算されます)
知らない機能や操作は結構かるかも?
と、まあこんな具合に、簡単にスプリット運用の設定ができることを再認識しました。取扱説明書はよく読んでおかないと、いざという時に設定にムダな時間がかかってしまいますね。
これに限らず、知らない機能や操作は択さありそうです。もともと取扱説明書はほとんど読まないタイプです(^^;)。ちょっと反省!
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