FT-817のレビュー(呼び回り)

FT-817ND Calling FT-817

当シャックへFT-817が仲間入りし、下記の記事から2か月半ほどが経過しました。
これまでのFT-817での交信数は143。CWによる常置場所からのJCCサービス局の呼び回りやNYPでの呼び回りのみで、移動運用への持ち出しはしていません。
またCQはこの無線機ではまだ一度も出していない状況です。

これまでに感じたことを書き留めておきます。

送信出力

送信出力5Wについては、常置場所からのJCCサービス局の呼び回りに関しては、相手局の設備にも左右されますが、日本全国からほぼコールバックがあります。パイルアップだとなかなか突破できませんが、収まった頃にコールすれば大丈夫ですね。
当方のアンテナがフルサイズのダイポールアンテナであるということ、またCWだということが有利な点かと思いますが、5Wでは全国と交信できないということはないです。

操作性

操作性については、ダイヤルをクルクル回して周波数を変更する・・・というシンプルな操作がなかなか上手くできないです(^^;)。これは私がFT-817を台の上にベタ置きしていて、ダイヤルの下に指が入りにくいことが原因です。ダイヤルをカスタマイズされている方が多くいらっしゃるようですが、うなずけます・・・。
また私はマイクを外していますので、マイクでしか設定できないFAST設定が本体ではできず、離れた周波数へ移動するのに苦労します。
裏技として、FMモードで送ってCWモードに戻したりしています^^;)。
その他のボタン類も小さいので押しにくいですが、まあこれは致し方ありません。またボタン類は力を入れないと押せないような設計ですが、これは移動運用などで不意に押さないような配慮かな?と思います。よく考えられています。

設定変更など

設定変更などの操作については、初めて使う(または稀にしか使わない)機能はマニュアルを見ないと分からないような複雑な操作が多いですが、特にCWの呼び回りだけだと、運用中に設定変更が必要になることもそうそう多くないので、特段困ることはいまのところないです。
CQ側だとよく使うIFシフトも、受信側だとほとんど使いません。クラリファイヤも同様です。

受信

受信については、同じアナログ機(DSP非搭載)のTS-680Vと比べると、CWのパイルアップ状態などを受信した場合に、複数の信号が重なって全体が歪んでしまうように聴こえるので少し気になります・・・。とはいえ、大きな問題ではありません。
CWフィルターに関しては、TS-680Vに搭載した500Hzのクリスタルフィルターほどの切れはないものの、こちらのメカニカルフィルターでも十分に切れ、とても効果があります。

ラジオ放送も聴ける!

本筋ではないですが(^^;)、ラジオ放送が聴けるのでとても重宝します。他に所有しているVX-3でも聴けますが、外部アンテナに接続したFT-817は桁違いに強く受信できます。

終わりに

ということでFT-817の(主に呼び回りで使った場合の)簡単なレビューです。
移動運用でのレビューは改めてということで。

個人的なところですが、シャックの一番手が届きやすいところに置きましたので、サクッと電源を入れてワッチし、CQを見つけたらパドルを叩く・・・ということがお手軽にできる感じで、もはやメインリグと化しています\(^^)/。



コメント

  1. UVO より:

    なによりです。

    • Paddla Paddla より:

      ありがとうございます!快調ですよ~。
      移動運用に持ち歩くのがもったいなく感じている今日この頃です(^^;)。

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