FT-817での混信低減(IF SHIFT , CWR)

FT-817 IF SHIFT & CWR FT-817

最近は、常置場所からのJCCやPOTAサービス局へのコールは、FT-817ばかりになりました。

CWを運用していると、近い周波数で運用している局の混信を受けることが時々あります。
近年のDSP搭載機ならば、DSPフィルターで通過帯域を調整して「サクッ」と切るところですが、DSPを搭載していないFT-817のようなアナログ機ではそうもいきません。
搭載しているメカニカルフィルター(クリスタルフィルター)の帯域幅が限界ですね。

このような時は「IF SHIFT」が有効で、かつては移動運用で活躍した同じアナログ機のTS-680Vでも IF SHIFT は多用していましたが、本日、7MHzのCWで400Hzほど離れたところの信号が被ってくる状況がありましたので、FT-817の IF SHIFT を使ってみました。
IF SHIFT を調整すると液晶表示に▼(または▲)が縦に並んで表示されます(トップ画面参照)。まずまずの混信低減の効果がありました(当然ですが!)。

IF SHIFT

更に・・・。「CWR」(CWリバース)での混信低減も確認しましたが、こちらも効果あり、むしろ IF SHIFT よりも混信低減の効果がありました。(理論的には納得!)
私はCWピッチは600Hzに設定していますが、CWモードでは400Hzほど上の信号が1000Hz位でピーピー聴こえていた近接局の信号が、CWR(リバース)モードに切り替えたところ200Hz位の低い音になり、ほとんど聴こえなくなりました。
BFOの外側に近接局があれば完全に聴こえなくなる・・・と思われます。

CWR

IF SHIFT も CWR(リバース)も、DSP搭載機ではいずれもほとんど使わない機能かも知れませんが、DSP非搭載のアナログ機ではわりと有効な機能かな?と、いまさらながら認識しました。

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