このところ、常置場所からはFT-817ばかり使っています。
移動運用専用リグと化しているFT-891もたまには電源を入れてやらないと・・・ということで引っ張り出してきて、常置場所のシャックに設置しアンテナを接続しました。
久しぶりにFT-891を触ると、ボタンが大きくて使いやすい・・・。それだけFT-817が小さいということを改めて実感しました。
FT-891にアンテナを接続しましたので、FT-817と簡単に受信の聴き比べをしてみました。
写真のように2台のリグを並べ、同じアンテナをアンテナ切替器で切り替えながらそれぞれのリグに繋ぎ受信状態を聴き比べるという方法です。
受信したのは14MHzでモードはCWです。
ちなみにFT-817はコリンズの500Hzのメカニカルフィルターを装着、FT-891はDSPフィルターで500Hzに設定、いずれもCWピッチは600Hzに設定した状態です。
またFT-891のDNR(デジタルノイズリダクション)はOFFにしました。
まずは599で入感する強い信号を受信。どちらのリグもほぼ同等・・・というか違いは全く判りません(^^)。スピーカーの違いもあるのでしょうが、音質も違いが感じられません。
まあ同じメーカーですからね。
次に少し弱い信号を受信。ここで感じたのはノイズのレベルの違い。519程度(弱いけれど普通に交信できる)の信号は、なんとFT-817の方がノイズが少なく信号が聴きやすく感じました。
次にノイズに埋もれそうな弱い信号を見つけました。QSBがあったのでその影響も否定はできませんが、FT-817ではノイズに埋もれてまったく聴こえない信号が、FT-891では僅かに聴こえる場面がありました。
という結果でしたが、状況によって結果は変わるかも知れませんね。
コンセプトの異なるリグなので、比較する意味はなく、ここでは優劣は付けないでおきます。適材適所で使い分ける・・・といたところですね。
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