10MHzの近距離伝搬

10MHz Whip Antenna 全般

本日の午前中もお手軽運用で10MHzの移動運用をしました。実際は移動運用というよりはモービル運用といった方が違和感がないのですが・・・。

運用前にイオノグラムを見ると、臨界周波数が10MHz程度の弱いスポラディックE層(Es)が発生していて、F層は(イオノグラム上では)出ていない状況でした。

このようなコンディションの中、2エリアからモービルホイップ(HF30FX)に10W出力で10MHzを運用しました。

運用を始めると、コールが近距離エリアばかりに集中し、遠距離エリアからは全くコールがない状況で、しかも近距離はほとんどが599で強力に入感するという状況でした。
具体的には、ここ2エリアからは、1 , 2 , 3 , 0 , 9エリアが強力に入感、4 , 5エリアは微弱、6 , 8エリアはコールなし(こちらの電波が届いていない模様)、そして7エリアのOMさんとはぎりぎりのところで交信成立(頂いたレポートは439)という状況でした。
(QSBも強く途中で見失いましたが、何とか交信成立。ありがとうございました。)

10MHzの場合、一般的なF層反射では、近距離がスキップゾーン(不感地帯)になることは珍しくないことですが、本日のように国内において近距離に強力に伝搬し、遠距離へほとんど届かないという状況は、Esによる特徴的な伝搬ではあるものの、あまり経験がないものでした。

どんな伝搬をするのか判らない・・・。これもアマチュア無線の醍醐味ですね。
本日、改めてそれを感じました。

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