ダイポールアンテナを張り直してNanoVNAで測定

7MHz SWR & Smith chart 機材

自宅の裏庭に 7 , 10 , 14 , 18 , 21MHz の5バンド分のフルサイズのダイポールアンテナを設置しています。公共交通機関など交通の便は良くない当地ですが、田舎なのでなせる業です(^^;)。
マルチバンド・ダイポールアンテナなので給電点は2つです。

ちょっと訳があって、ダイポールアンテナのステーの固定位置の変更が必要になり、すべて外して固定位置を変更しました(給電点はそのままで張り直したという状況)。結果として、エレメントの角度が変わったり、周辺の障害物の影響が変わったことで、SWRなどへの影響が出ることは必至です・・・。張り直した後でNanoVNAで測定しました。SWR値は以下のような結果です。

周波数帯測定中心周波数SWR値
7MHz7.010MHz2.22
10MHz10.120MHz1.34
14MHz14.050MHz1.77
18MHz18.090MHz1.83
21MHz21.050MHz2.11

以下は測定画面です。(上段左から、7 , 10 , 14MHz 、下段左から18 , 21MHz です)
いずれの周波数帯もCWを運用する付近の周波数(下記)を画面の真ん中に表示し、画面の横幅を1MHz(中心から両側500kHz)に設定しました。

7MHz SWR & Smith chart
10MHz SWR & Smith chart
14MHz SWR & Smith chart
18MHz SWR & Smith chart
21MHz SWR & Smith chart

どの周波数帯もフルサイズのダイポールアンテナなのでSWR値の特性曲線は平坦ですが、スミスチャートでリアクタンス成分も併せて見ると、共振点からどの程度ずれているかが分かります。
また、18MHzは、リアクタンスがゼロの位置のインピーダンスが50Ωから大きくずれています。

リアクタンスがゼロのところで共振しているはずですので、まずはそこに送信周波数がくるように合わせて純抵抗だけにし、インピーダンスが高い分はチューナーで同調させる、というのが理想的だとは思いますが、まあそこまではこだわらず、とりあえずこれで行きます(^^;)。

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