NanoVNAでダイポールアンテナの同調周波数を測定

NanoVNA Exterior 機材

一昨日の「QRP Sprint コンテスト」への参加で、フルサイズのダイポールアンテナの優れたパフォーマンスを実感しました。

いやぁ、感動しました。

感動の冷めやらぬ本日、そのダイポールアンテナの状況をチェックしました。

そのダイポールアンテナですが、長い間メンテナンスはしておらず、送信時のSWR値のチェックではほぼ問題ないと認識しているものの、ちょっと気になり改めて状況を確認することにしました。
今回はSWRの測定ではなく、各バンド(周波数帯)での同調周波数の測定としました。というか、実はSWRの数値のメモをし忘れたのでそうしました(^^;)。
過去にSWRを測定している記事もありますので、興味があれば見てみてくださいね。

以前にこのブログでも紹介しましたが、現在、フルサイズのマルチバンドのダイポールアンテナを2組(計5バンド)設置しています。(7 , 10 ,14, 18 , 21MHzの5バンドです)

今回も測定には「NanoVNA」を使い、ちょっと手抜きをして、各バンドごとではなくアンテナごとに測定しました。

まずは、7 , 18 , 21MHz の3バンドのダイポールアンテナの測定結果です。下記のような結果になりました。SWR値が極端に低いところが3ヵ所あります。

Dipole1 Matching Frequency

続いて、10 , 14MHz の2バンドのダイポールアンテナの測定結果です。こちらもSWR値の低いところが2ヵ所あります。

Dipole2 Matching Frequency

画面では判り難いですね。結果は以下の通りでした。

対象周波数帯
(MHz)
同調周波数
(MHz)
76.87
1010.27
1413.84
1818.26
2121.49

長い間メンテナンスしていないので、ワイヤーが伸びて同調周波数が低くなっているかと思いきや、一概にそうでもそうではありませんでした。

下記の前回の測定と比べてもそれほど変化はないといえばないのですが、同調周波数が14MHzは高く、18MHzは低くなっていました。マルチバンドなのでいろいろな要素が複雑に影響しているのではないかと推測されます。
ただフルサイズは同調帯域が広いので、ほどんど問題ないのですね。前回の測定でも解るよう18MHzなどはバンド全域にわたってSWRが1.5に収まる程です。

常に送信時にSWR値を常にチェックしていますので、とんでもないことにはなっていないと思っていましたが、やはりほぼ問題ない状態でした。

重要なのは同調周波数ではなくて運用する周波数のSWR値ですよ」という声が聴こえてきそうですが、まあそれはその通りですね。
まあそれは置いておいて?

よし、QRPで頑張ろう!

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