以前に、当シャックにFT-7900が仲間入りしたという記事を書きました。
当局は144や430MHz帯のFMで交信することは最近はほとんどないのですが、いざという時に交信できるようにGPアンテナを立ててFT-7900をスタンバイさせております。
そんな訳なので、これまで交信は一度もなく、普段はVHFやUHFの広域受信機と化しております。
スキャンを中心とした用途
広域受信機と化している・・・とはいえ、私の使い方は少々極端(^^;)で、チェックしたい周波数をメモリーに登録してメモリースキャンを流し続ける・・・という使い方です。
エアバンドやマリンバンド、特定小電力無線、その他・・・ですね。
スキャン状態で電源を切ると、次に電源を入れた時にスキャン状態になっているので、メモリーを一通り登録してしまった現在は、ほぼ電源のON/OFF操作のみとなっております。
これってわりと地味に便利なのですが、他メーカーの無線機もそうなのでしょうか?スタンダードの無線機は、多くが古くからこの動作をしますね。
FT-7900に限った機能ではないですが、メモリーバンク機能があるため、カテゴリー別にバンクで分けてバンクごとにスキャンするなど便利な使い方もできます。
時々操作することといえば、バンクを切り替える程度でしょうか。
気になるところ
この無線機は生産終了しており、いまさらレビューしてもほぼ意味がありませんが、一点、気になるところは、ビジースキャン(スキャン停止後に一定時間無信号になると自動でスキャンを再開)の設定時間が1秒(変更不可)であること。ちょっと短いです(^^;)。
1秒だと交信の途中でスキャンが再開されてしまうことしばしば・・・。
更に気になるところを挙げると、電源を入れた時の「ピポッ」という音が少々大きい(調整不可)ことでしょうか。静かな室内で電源を入れると、びっくりするくらいの音量です(^^;)。
ただモービルでの運用が本来なので、音量が大きくないと意味がないかも知れませんね。
もう一つは、音量ボリュームの回転が少々軽く、更に微調整が難しいところ。いつもボリューム調整で少し気を使います。これもモービルでの運用に最適化されているのかも知れません。
なかなか気に入っています!
いろいろ書きましたが、いずれにしても本格的に広域受信を行うならば受信専用機を買うべきであり、アマチュア無線機はあくまでもトランシーバーであって広域受信機能はサブ的なもであることを認識すべきですね。
ここに過剰ともいえる高機能を求めても致し方ないところです。
メモリーが1,000チャンネルあり、スキャンもそこその速く、広範囲の周波数の受信をカバーしていますので、「VX-3」程の至れり尽くせりではないですが、これはこれで気に入っています。
操作パネルと本体を分離することも可能ですが、分離させなくてもわりとコンパクトですので、ほぼ邪魔にならずシャックに収まっています。当分は、当シャックの広域機受信機として活躍しそうです。
いや、トランシーバーとしても活躍させないとダメですね(^^;)。
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