7MHz SSB

7MHz SSB 全般

先日、「50MHz FM モービル」という記事を書き、少し前に「430MHz FM」という記事も書きました。いずれも古い話ですが、同様に私がHFに始めて触れた時の古い話です。
上記の「430MHz FM」の記事の年代と同じ時期です。

当時は430MHzのFMが中心の運用を楽しんでいました。HFにもかなり興味がありましたが、当時の私は高校生でHFの無線機を購入できるような状況でもなかったので、なかなかHFに触れることができませんでした。ところが、ひょんなことから、とあるクラブ局の運用に参加(というか見学のみ^^;)する機会がありました。
そこにはトリオ(現ケンウッド)の真空管式の無線機(当時としても古い機種のTS-520)が置いてあり、スピーカーからSSBの独特の復調音が聴こえていました。バンドは7MHzでした。

SSBはFMやAMとは異なり、送信側の送信周波数にゼロインして受信しないと、音声が甲高くなったり低くなったりしますが、FMしか経験がない自分はそこにかなりの違和感を覚えました。
更にゼロインしても、何か少し金属音が混ざったような深みのある独特のSSB復調音がとても印象的だったことを思い出します。(これはケンウッド独特かも知れません)
アンテナはフルサイズのワイヤーダイポールでしたが、バンド内はとても混雑しており、CQを出す隙間などない感じで、7MHzは混信は当たり前で混信との戦い・・・という感じでした。
(当時は7MHzはバンド幅拡張前でしたのでハンド幅が狭かったことも一因)
そして東北などの遠方の局が普通に(59で)入感していて、簡単に交信できてしまうことは、当時430MHzしか経験がなかったので、かなりの衝撃を受けました。

その後もアマチュア無線は続けましたが、結局HFは運用せず、閉局状態になりました・・・。

そして2010年に再開し、再開ではHFを運用することを第一の目的として、ケンウッドのTS-680VでHFのSSBの運用から始めました。メインは7MHzでしたが、どこもパイルアップでなかなか交信数は伸びず、むしろ夏場のEsシーズンに18MHzで8エリアなどたくさん交信した印象です。
最近はCWが主体になってしまいましたが、いまから思うと、いろいろな意味でSSBの方が交信が難しいと感じています。

いまになって、当時のSSBの音を再現すべくTS-520が欲しくなりました。知識がなさ過ぎて、仮に入手できたとしても真空管の無線機は扱えないと思いますが(^^;)。


コメント

  1. JG3LSN より:

    初めまして。私は来月で開局45年目になりますが運用は約25年間停止しています。(‘◇’)ゞ 
    今年秋に運用を復活する為に準備中でして、最近RIGの整備が終わった所で現在周辺機器の整備中です。
    最終はビームアンテナを秋頃に上げて復活する予定です。
    Paddlaさんの記事は復活に向けて参考になります。
    復活前はSSBでの運用が一番多かったですが、7MHZが一番長く運用していたので相当鍛えられたと思います。
    SSB、CW、SSTV、FAXと色々なモードをやっていたので技術派になると思います。
    エレキ―とかスキャンコンバーター、インターフェースは自作してFAXは自分で改造していました。
    TS-520(V)は開局時に使用したRIGで現在も手元にあります。
    その後2アマを取得したのでFT-901D⇒JST-135⇒JST-245Dと変遷していますが、JST-135以外は今でも手元にあります。
    あとVU用と予備を兼ねてIC-706MK2Gがあります。
    FT-901シリーズは調整ボタンがあるので慣れれば大丈夫だと思いますよ。
    TS-520はDIP点とかがあるので知っている運用前にOMさんにご教示いただいた方がいいかも知れません。
    後今入手出来ても電解コンデンサの劣化やタイトスイッチなどの保守部品が入手難なのでいつまでも使い続けるのは難しいと思います。
    真空管機はセミブレークインになるのでフルブレークインに慣れているとまどろっこしいかも知れません。
    古いリグはSSBでの運用の方がいいかも知れません。
    オプションのCWフィルターが装着されていないことが多く、今となって入手するのは難しいと思います。
    RIGはIC-706MK2Gの代わりにFT-991AをFT8運用時に入れ替え予定です。
    CWはJST-245Dがフィルターをフル装備しておりフルブレークインなので、もう暫く頑張ってもらいたいと思っています。
    キーとマニュピレーターは手放さずにありますので、VIBROPLEX IAMBIC DELUXE ダブルレバー、ベンチャーBY-3、カツミEK-150、JRC KY-3Aがあるので十分です。
    機械物が好きなのでついつい集めてしまいました。(笑)
    今思うと値段が上がったり、カツミの様に廃業した会社もあるので手に入れてよかったと思います。(‘◇’)ゞ
    復活までの間にメモリーキーヤーを作った方が良さそうです。
    コンテストの運用に役立ちます。

    復活時はお空でお会いする日を楽しみにしています
    Best73 de JG3LSN

    • Paddla Paddla より:

      はじめまして。ブログへの訪問とコメントありがとうございます!
      また、たくさんの情報、ありがとうございます。

      秋頃にビームアンテナで復活されるとのこと、それは楽しみですね。ビームアンテナは上げることができないのでとてもうらやましいです・・・。
      TS-520を使われていたとのこと、またJRCのリグを所有されているとのことですが、私はJRCの無線機は、まったく未知の世界です。とてもシブいリグですね!
      IC-706MK2Gも所有とのこと、私も以前に同じモデルを使っていましたが、FT-991Aに入れ替えました。このリグはFT8の設定が簡単でいいですね。FT8はあまり運用していませんが(^^;)。

      ネット動画でTS-520のSSBでの交信のようすがアップされていましたが、とても音がいいです。深みのある音です。これは真空管だからなのか、ケンウッドだからなのか分かりませんが、トランジスタのTS-680Vも似たような感じの音がしますので、ケンウッドだからかな?と思っています。
      仰るよう古いリグは、部品が入手不可だったりするので、それなりのリスクを承知の上で使う必要がありますね。真空管となると更に知識が必要ですのでお手上げです(^^;)。FT-901ならば何とかるかもしれませんね。

      電鍵(マニュピレーター)もたくさん所有されていてFBですね。カツミのエレキーは古いリグでエレキーを使う場合には必須アイテムかと思います。メモリーキーヤーはとて便利で、コンテスト以外で移動先でJCCサービスする時も重宝しています。最近はほとんどのリグに内蔵していますが、内蔵していない古いリグだと考えないといけないですね。

      現在はコンディションもよいサイクルに入っています。国内は7MHzや10MHzでたくさん交信できますので、秋頃の復活が楽しみですね。JST-245Dでぜひ!

      それでは! CU AGN 73 !

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