CWでのショートQSOでは、良い悪いは別として、CQ局の送信する周波数にゼロインせず、少しズレた周波数でコールする(コールされる)ことがあります。
特にパイルアップ時などに、CQ局の送信周波数(ゼロイン周波数)から大きくずらしてコールする局もあり、TS-680Vを使っていた時は、こういったパイルアップになっている周波数の近くで運用していると、大きくずらしてコールする局の信号が被ってくることがありました。
500HzのCWフィルターを取り付けていましたが、500Hzでは少々通過帯機幅が広いようで、この現象はCWを運用する場合の「あるある」ではないでしょうか^^;。
(250Hz程度の狭帯域のフィルターを使っている場合は、そうでもないかも知れませんが)
このような場合、TS-680Vでは「IFシフト」(IF SHIFT)の機能を使い、CWフィルターの通過帯域をずらして回避していました。
IFシフトってなかなか使わない機能のようにも思いますが、これが効果絶大でした。
現在のDSPフィルター内蔵の無線機であれば、このようなケースではデジタル処理でフィルターの通過帯域幅を小さくすることで「サクッ」と回避できるでしょうが・・・。
ただ結果的には同じようなことですが、IFシフトは通過帯域幅は変更せずシフトする(ずらす)ことで対応するので、内部で行われている処理はまったく違いますね。
別の記事で「FT-891」をレビューしていますが、こういったケースで、通過帯域をシフトする(IFシフト)か、通過帯域幅を小さくする(IFワイズ)か、悩ましいところです。
やはりIFシフトかな?・・・とかいろいろと細かいことを気にしたりしながら、FT-891のレビューを楽しんでいます(^^;)。
とりとめのない記事でした。
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