FT-891レビュー(7) 移動運用で使う

Review FT-891 Part 7 FT-891

これまでFT-891の機能などを中心レビューしてきましたが、今回は移動運用で実際に使ってみましたのでレビューします。遂に「念願達成!」といったところです\(^^)/。

移動運用とはいえ、私の場合は自家用車の中でひっそり(^^;)と行うお手軽運用なので、モービル運用という表現の方がいいのかも知れません。これまではFT-991Aを持ち出していましたが、アンテナなどの他の設備は変わらず、無線機だけがFT-891に入れ替わったという形になります。

本体サイズが小さくなり楽!

これまでのFT-991Aと比べ、本体サイズが激的に小さく(FT-818ほどではないですが←持ってない^^;)なり、持ち運びや取り扱いなどいろいろな面で楽になりました。

運用時に場所も取らないし軽い!これは大きなメリットです。

FT-891 Setting Upper

操作もしやすい

写真のように助手席に設置するため、無線機がかなり低い位置になります。

このように低い位置のため、FT-991Aの時はタッチパネル操作がしにくい(押しにくい)ことがありましたが、FT-891のようにすべてがボタン操作だと操作しやすいですね。
上向きになっているボタン類は、押しやすさがよく考えられていると思います。

FT-891 Setting Front

機能割り当てボタンの変更

機能割り当て「B」ボタンに「CH1」を設定しました。購入時には「B」ボタンには「SWP」(スペクトラムスコープ)が設定されていました。
「CH1」はテキストメモリー(CWメモリー)のチャンネル1に登録した符号パターンを送出する機能です。(CQ送出で絶大な威力があります、テキストメモリーについては別の機会に・・・)

機能割りて「A」ボタンには「SFT」(IFシフト)「C」ボタンは「NB」(ノイズブランカー)が設定されていますが、これは購入時の設定のままです。
実はこの組み合わせ、実際の移動運用で使って真っ先に必要となった機能です。使用頻度がよく考慮された設定だと思います。

ロック機能でメインダイヤルをロック

移動運用で絶対的に必要なのはロック機能です。特にメインダイヤルは思わず触れてしまって周波数が変わってしまうことがあります。
FT-891は右上の電源ボタンを短押しすると、メインダイヤルがロックされます。
(取扱説明書を読まずにロックさせてしまった時はちょっと焦りました・・・^^;)

メインダイヤルだけのロックで他のボタンはロックされませんので、ロック中もボタン操作は可能です。ボタンの押し込みは少し硬めで少し触れた程度では動きませんので、誤って触れても押してしまうことは少ないと思います。

NB(ノイズブランカー)の効果は良好

自家用車でエンジンをかけた状態で運用すると、無線機がエンジンからのイグニッションノイズを拾って「バリバリ」といったノイズになることはよく経験することです。

私の自家用車からもノイズを発しておりガッツりと拾っていましたので、「NB」(ノイズブランカー)をONにしてみると、効果抜群でほとんどノイズはカットされて聴こえなくなりました。

特に不自由なく運用

私の場合は移動運用ではほぼCQ側の運用で、運用中に無線機を触ることはほとんどないという状況のためか、特に不自由なく運用できました。

他局の混信の回避で使う「IFシフト」は機能割り当て「A」ボタンに設定されているので、「A」ボタンを押して「MULTI」ツマミで調整するという2ステップの操作になります。そういった場面もありましたが、すぐに操作できて苦にはならなかったです。
運用中に、キーヤーの速度を変えたり、DSPフィルターの帯域を絞ったり・・・というような操作を頻繁に行うような場合はちょっと操作に手間取りそうですが、私の場合は使う機能が限られているということもあり、使いたい機能がすぐに操作できてFBでした。

なかなか良い印象

ということで、FT-991Aからの乗り換えでも全く問題なかったです。むしろボタン操作などはFT-991Aよりも操作しやすい感じでした。
このあたりは、もともと自家用車への取り付けを想定したFT-891の操作性には(ここでいう操作性とはボタンの押しやすさなどハード面のことを指します)一定のアドバンテージがあることは納得のいくところです。

いまのところ(FT-991Aに比べて)特にデメリットとなるようなところはなかったですが、今後の使用で気づくことはあるかも知れませんので、また記事にしていきます。

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