アンテナについては、まだ理解が浅いことを感じた一件です。
自宅シャックに18MHzのフルサイズのダイポールアンテナを張っていますが、メンテナンスをサボっていて、SWRが2程度になったままの状態でした。(SWRが2ならば許容範囲かな?と判断)
しかしこのところのEsによるハイバンドの運用で、なんとなく18MHzの飛びの悪さを感じていましたので、NanoVNAで改めて運用周波数付近のSWR値や共振周波数などを見てみました。
そもそも、SWRが2以下にならないという、よくない状態になっていました。
(他のエレメントや近くの建造物などの影響と思われます)
下の写真はカーソル「▼」を、(A)は共振周波数付近、(B)は運用周波数付近に合わせたところです。(▼の移動がシビアなのでどちらもちょっとズレてます^^;)
(写真に記載のリアクタンス値はNanoVNAの値を元にこちらのサイトで計算)


(A)から、共振周波数は17.924MHz付近で、SWRは1.95と分かりました。リアクタンスはほぼ0の位置です。(▼をX=0に一致できず僅かにXc側ですが、そこは愛嬌^^;)
(B)から、18.100MHzのSWRは1.97と分かりましたが、見ての通り容量性リアクタンス(Xc)が高い状態です(エレメントが短いので容量性ですね)。
ここで分かったことは、どちらもSWRはぼぼ2であるにも関わらず、リアクタンスの値が全く違うということ。つまりはアンテナの特性も全く違うということです。
SWR計だけでは判らないところですね。
(これはSWRの特性が平坦なフルサイズのダイポールアンテナだからかも知れませんが)
いずれにしても、バンド内で共振していないというのはちょっと気分的によくない(^^;)ので、近いうちに再調整しようと思った次第です。
あれ?でもエレメントを伸ばさないといけないのかな?



コメント