10MHzのダイポールアンテナを測定

SWR Matching 機材

先般の寒波による積雪で、自宅のダイポールアンテナにも雪が積もってしまいました。

雪も随分前には解けてなくなっていますが、ちょっと気になったのでNanoVNAで状況を確認してみました。まあ、もともとそれほどマッチングはしていませんでしたが(^^;)。
以下がその結果です。

SWR QRV
SWR Matching

左側が10MHzのJCCサービスなどでよく使われる10.120MHz付近(▼を10.120MHzに合わせています)の状況です。SWRは1.61となっており、スミスチャートを見ると共振点からかなりずれていて、純抵抗は64.4Ωで誘導性リアクタンスが高い状況です。

右側は画面上でリアクタンスを0(▼を真ん中の横線のリアクタンス0に合わせています)の状況です。つまり共振点ですね。
(画面上で正確に▼を0に合わせるのが難しく、微妙に誘導性リアクタンスがありますが)
この時のSWRは1.45で周波数は10.220MHzでした(++;)。
オフバンドで共振しています・・・。
純抵抗は72.9Ωと高いですが、リアクタンス0の理想的な状態。目的の周波数でこのようにリアクタンス0の純抵抗のみの状態(共振状態)にすれば、あとは純抵抗が多少50ΩからずれていてもATUでマッチングさせてSWRを1に近づければ理想的ですね。
SWRが高くてもよく飛ぶアンテナです。
ATUでSWRを下げる前に、まずは目的の周波数で共振させることが重要ですね。

同軸ケーブルの影響もあるのでしょうが、どっちにしてもいい状態ではないです。しかしまあ許容範囲内としておきます。とりあえずはこのままということで・・・\(^^)/。

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