アマチュア無線機で聴く!特小レピーター

Receive UHF-CB Repeater 特定小電力トランシーバー

以前に特定小電力トランシーバー(特小,UHF-CB)の記事を書きました。

特定小電力トランシーバー(以降:特小)の概要については上記の記事を見て頂くとして、そこにも書いていますよう、特小にもレピーター(中継局)が存在し、山頂などに設置されているようです。アマチュア無線のレピーターと概念は同じようなものかと思います。
特小レピーター」とも呼ばれ、多くは一般の有志により運営されているようです。

レピーターについては下記の記事をどうぞ。

特小でのレピーターの利用では、通常の単信用チャンネルとは異なる複信用チャンネルを使い、アップリンク周波数で送信時にトーンを載せて送信すると、レピーターが中継してダウンリンク周波数で返してくれるというものです。このあたりもアマチュア無線のレピーターと同じ考え方ですが、これらに対応していないトランシーバーもあるようなので注意が必要です。
また特小ではトーン周波数を「グループ番号」という呼び方で区別しているようで、08番(88.5Hz)がよく使われるようです。(ネット情報による)
アマチュア無線のレピーターでも88.5Hzがよく利用されていますね。

例えば中継1CHの場合、アップリンク(トランシーバー送信)は440.2625MHz、ダウンリンク(レピーター送信)が421.8125MHzになります。オフセット周波数は18.45MHzですね。

・・・で、ここからが本題。

ネット情報によれば、当局の住むエリアにも複数の特小レピーターが設置されているようでしたので、もしかしたら聴こえるかも?ということで、それぞれのレピーターに使われている複信用のチャンネルの周波数を確認し、「VX-3+ホイップアンテナ」と「FT-991A+地上高10mのGPアンテナ」の2系統でワッチ(スキャン)を開始しました。
さすがにホイップアンテナで入感することはないでしょうけれど・・・。
VX-3は標準で特小の周波数がメモリされていますが単信用のみ。複信用の周波数を設定しました。
各チャンネルの周波数は、ネット上にある資料で確認できると思います。ダウンリンク周波数(2つある周波数の低い方)がレピーターから送信される周波数になりますので、こちらをワッチすることになります。
(写真のREG-1の表示は単信用チャンネルなので、ここでレピーターは受信できません^^;)

中継1CHをワッチする場合は、ダウンリンク421.8125MHzを受信すればよいですね。送信しないのでトーン周波数の設定は不要です。

ワッチ開始から1時間ほど経過した頃、「ピポッ」といった信号がGPアンテナを接続したFT-991Aの方でノイズに埋もれて数回入感しました。
一方のホイップアンテナのVX-3の方は何も入感せず・・・当然。
入感したのは「揖斐レピーター」のようです。
初の特小レピーターの電波の受信です(^^)。
しばらくあとには交信も聴こえましたが、ノイズに埋もれて結構厳しいですね。FT-991Aは特小の周波数(UHF)の受信はあまり得意でないかも知れませんが。

当シャックには、VHF/UHFでは最強の受信感度を誇る・・・と自負するスタンダードの「C5600」(当シャック比^^;)がありますので、折をみてC5600で受信チャレンジしてみたいと思います。

Standby Standard C5600

という訳で、アマチュア無線機で特小レピーターからの電波が受信できた、という記事でした。

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