FT-991Aレビュー(2) DNR(デジタルノイズリダクション)の効果

FT-991A Digital Noise Reduction FT-991A

前回、ケンウッドのTS-590のNR(ノイズ・リダクション)の効果についての記事を載せました。

その記事の中で、「他メーカーや他機種のノイズ・リダクションとは比較していませんが、」と書いていますが、手元にある「FT-991A」にもノイズ除去の機能があることに気づいた次第です。
いかにFT-991Aの有効な機能を使いこなしていないか、がバレてしまいました(^^;)。

FT-991AではDNR(デジタルノイズリダクション)という機能名になっており、取扱説明書にはケンウッドのように詳しく方式(型)は記載されていません。
レベルは1~15で調整可能となっています。
TS-590のNR(ノイズ・リダクション)とはどんな違いがあるのか、興味が湧くところ・・・。

ということで前回同様、実際に聴いてみましょう!というのが今回の記事です。

TS-590と同様に、受信したのは JA2IGY の 50.010MHz のCWのビーコンですが、TS-590とは違い、シグナルメーターはまったく振れない状態です。
約35秒の「VVV DE JA2IGY JA2IGY T~」という送信に対し、概ね5秒刻みで、DNRを OFF→ON→OFF→ON(繰り返し)で切り替えてみました
(DNRのレベルは15です)
受信中の「ピッ」音がONとOFFを切り替えたボタン操作音です。

以下がその録音です。再生音が少し大きめなのでボリュームにご注意ください!
(特にスマホでは大きな音が突然出るかも・・・)

いやはや、恐るべし。ノイズがガッツり消える!とった印象です。
以下の記事のVHF・UHFの聴き比べの時の(私にとって)予想外な結果といい、今回の結果といい、いろいろといい意味で脅かされるFT-991Aです!

ただ考慮が必要なのは、ノイズが強力に除去されることが優れているとは一概には言えず、ノイズに埋もれそうなぎりぎりの電波でないと、本来の性能は比較できないのではないかと思います。
ノイズは除去するが、受信レべルも弱くなる、了解度も下がる・・・というような状況だとすると本末転倒ですね。

そういった意味では、今回の受信電波は信号強度が強すぎたと思います。

ノイズに埋もれそうなぎりぎりの電波での評価は機会があれば実施したいと思いますが、いずれにしてもFT-991AのDNR(デジタルノイズリダクション)のノイズ除去効果はなかなかのもの・・・といまさらながら驚いた次第です。

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